マイクロチップ電気泳動装置MultiNA(Shimadzu)
装置概要
DNAやRNAの電気泳動において、アガロースやアクリルアミドの代わりにマイクロチップを使用する装置です。ゲノム改変生物の遺伝子導入チェック、ジェノタイピング、メチル化解析、 HMA(ヘテロ2本鎖移動度解析)、食中毒関連遺伝子やアレルゲンの検出などに利用されます。
設置場所と担当者
設置場所:東広島 遺伝子実験施設 3F 合成分析室1(マップ)担当者 :山口信雄(内線4668, mail:nyam[at])
予約・依頼方法
予約は大学連携研究設備ネットワークより行ってください。「設備を検索」から「MultiNA」で検索できます。
依頼測定の場合は、予約前に担当者までご相談下さい。
料金表
相互利用(直接測定)
利用形態 | 学内利用料金 | 学外利用料金 | 備考 |
---|---|---|---|
DNA-500 Kit | 40円/検体 | 200円/検体 | 新規利用者講習(無料)の受講が必要です。 20~500bp程度の分離に適したキットです。 これより大きなフラグメントを分離する場合、 事前に担当にご相談ください。 |
消耗品 | 物品による | 物品による | 各種消耗品を原価で分譲します |
依頼測定
利用形態 | 学内利用料金 | 学外利用料金 | 備考 |
---|---|---|---|
DNA-500 Kit | 80円/検体 | 300円/検体 | 20~500bp程度の分離に適したキットです。 これより大きなフラグメントを分離する場合、 事前に担当にご相談ください。 |
消耗品 | 物品による | 物品による | 各種消耗品を原価で分譲します |
仕様
~アガロースゲル電気泳動との比較~・高感度 :エチジウムブロマイド染色に比べて約10倍以上
・サンプル量:DNA 2~10 ul(premix)or 5~30 ul(on chip), RNA 3~15 ul
(PCR産物等はTEで5~10倍に希釈してセットします)
・検出限界 :DNA 0.2 ng/ul, RNA 5 ng/ul
・定量範囲 :DNA0.5~50 ng/ul, RNA 25~500 ng/ul
・高精度 :数bp程度の差異を識別可能(サンプルの品質によります)。
ゲルイメージからサイズ・濃度が自動的に計算されます。
・迅速 :1分析あたり最速80秒。100サンプルで約2.5時間。
96穴プレートをそのままセット可能。手間もかかりません。
※ 試薬キット(DNA-500)、ラダー、容器等はこちら側で用意いたします。
ユーザーの皆様はサンプルを準備するだけで利用できます。
利用前後の洗浄も担当者が行います。
※ DNA-1000、2500、12000、RNAキットが必要な場合はご相談ください。
これらの試薬は各自でご用意いただく場合があります。
※ 次世代シーケンサーのサンプルチェックには類似装置のBioAnalyzerを推奨します。
ご利用希望の方は担当にご連絡ください。