コアファシリティ事業について
コアファシリティ事業とは
政府の研究開発投資の伸びが停滞している中、我が国の科学技術イノベーションの基盤的な力が急激に弱まっています。こうした中で、研究開発投資の効果を最大化し、最先端の研究現場において研究成果を持続的に創出し、複雑化する新たな学問領域などに対応していくためには、研究設備・機器の共用化を更に促進していくことが不可欠です。
本事業では、大学・研究機関が組織として継続的に、優れた研究設備・機器を戦略的に整備・活用し、全ての研究者がより研究に打ち込める環境を実現するために、新たな共用システムの成果を発展させ、研究機関全体の研究基盤として戦略的に導入・更新・共用する仕組みを強化(コアファシリティ化)するとともに、研究設備・機器のサポート・維持管理に必要不可欠な技術職員の組織的な育成・確保に取り組み、研究と共用の好循環の確立を目指します。
中国地方ファシリティネットワーク
中国地方の5大学間で分析装置の共有化を進める取り組みとして 中国地方ファシリティネットワーク を構築しています。
各大学ごとに供出する装置や利用条件・費用は異なりますので、具体的な内容は各大学の関連HPをご参照ください。
広島大学(下記参照)
岡山大学
山口大学
島根大学
鳥取大学
広島大学の取り組み
中国地方ファシリティネットワーク参加校は、広島大学の各種全学共用装置を学内料金でご利用いただけます。
ただしご利用が難しい装置や、繁忙期にはお断りあるいは日程調整をさせていただくこともございます。
予めご了承の上、下記リンクより装置担当者にお尋ねください。
広島大学 全学共用装置一覧
先端研究基盤共用促進支援プログラム「コアファシリティ構築支援プログラム」への謝辞の記載のお願い
広島大学は、令和3年度から先端研究基盤共用促進支援プログラム「コアファシリティ構築支援プログラム」の採択を受けて全学共用機器利用環境の向上に向けた取り組みを進めています。文部科学省は、先端研究基盤共用促進支援プログラムの採択を受けている大学の共用機器を利用した場合には、以下の要領で謝辞を記載することを求めています。
先端研究を支える基盤となる機器の持続的な支援を可能とするためにも利用者の皆さんの協力をお願い致します。
謝辞の記載例
●記載方法は、成果が発表された年によって末尾の2桁の番号が変わります。以下の例のXXのところに西暦の末尾2桁を入れます。
例えば、2023年に発表した論文はXX=23となり、研究費コードは、JPMXS0441300023と記載します
(JPMXSはプログラムコード、04413000の8桁の番号は、広島大学の課題番号を表します)。
・This work was the result of using research equipment shared in the MEXT Project to promote public utilization of advanced research infrastructure (Program for supporting construction of core facilities) Grant Number JPMXS04413000XX)
・本研究は文部科学省先端研究基盤共用促進事業(コアファシリティ構築支援プログラム)JPMXS04413000XXで共用された機器を利用した成果です。