次世代シーケンサー Miseq (Illumina)
装置概要
※クオリティ低下により測定受付停止しておりましたが、学内研究室より移管提供を受け、別装置で2024/10/1より共用再開しました相補鎖DNAを合成しながら読み取りを行うSequencing By Synthesis (SBS法)を用いています。
リード長は50cycles(bp)~600cycles(bp)で、ペアエンドあるいはシングルリードの選択ができます。
1ラン当たりのデータ量は300Mb~15Gb(100~2500万リード)となり、ターゲットリシーケンスや
16Sメタゲノム、ゲノムサイズの小さい生物種の解析に適しています。
ヒトWholeGenomeやRNAseqの解析には向きません。
1ランあたりが低コストなため、高額シーケンス前のライブラリの品質確認や予備実験が行えます。
設置場所と担当者
設置場所:霞 基礎・社会医学棟6階担当者 :森原 なぎさ(内線6870, mail:morihara[at])
予約・依頼方法
作製済みライブラリとシーケンス試薬をお持ち込みいただき、こちらで依頼測定(シーエンス)を行います。ライブラリ依頼作製 + シーケンス、またはライブラリ作製のみの依頼(シーケンスは外注の場合)も
承っておりますが、その場合もライブラリ作成試薬は各研究室でご購入下さい。
ライブラリQCのみでも受け付けております(QC料金を参照ください)。
予約は大学連携研究設備ネットワークより行ってください。
「設備を検索」から「Miseq」で検索できます。
予約画面に申込書を添付の上、希望日にサンプル提出予定日をご入力ください。
こちらからの承認メールが届きましたら、作成済みライブラリとシーケンスキットを提出ください。
1週間程度でデータをご返却致します。
初めての依頼測定、ライブラリ作製の依頼、ライブラリQCについては予約前に担当者までご相談ください。
機器の故障や利用休止などの情報は大学連携ネットワークの設備ニュースよりご確認ください。
料金表
利用料金
利用形態 | 利用料金 |
---|---|
機器使用料(学内) | 25,760円/ラン |
機器使用料(学外) | 60,810円/ラン |
ライブラリ依頼作製時のオプション
内容 | 利用料金 | 備考 |
---|---|---|
ライブラリ作製基本料 | 7,120 円/日 | プロトコールにより日数が異なります |
ライブラリ作製消耗品費 | 2,040 円/8サンプルごと | チップやチューブなどの消耗品費です |
AMPure XP Beads | 3円/ul | ライブラリ精製に使用します |
2xKAPA HiFi Mix | 8円/ul | 16Sなどアンプリコンライブラリの依頼作製時に使用します |
Index | 500円/サンプル | 16Sなどアンプリコンライブラリの依頼作製時に使用します |
QC
QCは以下各機器での予約・利用となります。機器 | 利用料金 |
---|---|
バイオアナライザー依頼測定 | 5,168 円~/チップ (1チップで11もしくは12サンプル測定可能) |
Qubit依頼測定 | 800円/8サンプルごと |
リアルタイムPCR依頼測定 | 5,500 円/ラン |
仕様
シーケンス試薬
以下のいずれかのシーケンス試薬を持ち込みいただきます。試薬は1回使い切りで、1回につき最大384サンプル測定可能です。
価格は各代理店へお問い合わせください(税抜き定価59,300円~311,200円/キット(2024年10月時点))。
試薬キット | クラスター数(データ量) |
---|---|
Miseq Reagent Micro Kit v2 (300cycles) | 400万 (1.2Gb) |
Miseq Reagent Nano Kit v2 (300cycles) | 100万 (300Mb) |
Miseq Reagent Nano Kit v2 (500cycles) | 100万 (500Mb) |
Miseq Reagent Kit v2 (50cycles) | 1500万 (750Mb) |
Miseq Reagent Kit v2 (300cycles) | 1500万 (4.5Gb) |
Miseq Reagent Kit v2 (500cycles) | 1500万 (7.5Gb) |
Miseq Reagent Kit v3 (150cycles) | 2500万 (3.75Gb) |
Miseq Reagent Kit v3 (600cycles) | 2500万 (15Gb) |
アプリケーション
ターゲットリシーケンス(アンプリコン or キャプチャー)小規模ゲノムシーケンス
16Sメタゲノム解析 等